株主・投資家の皆様へ
(トップメッセージ)

日本、そして海外の
外食ビジネスの発展に貢献する
企業グループを目指して
代表取締役社長 古賀 裕之

食を通して社会に貢献する

トーホーグループは1947年の創業以来、「食を通して社会に貢献する」の経営理念のもと、「美味しさ」そして「安心・安全、健康、環境」を経営のキーワードに、「食」の様々なシーンを支え続ける企業グループとして、主要顧客である国内外の外食事業者様のお役に立てる商品やサービスの提供に努め、健康で潤いのある食文化に貢献しております。

当社グループは、外食事業者様のあらゆる食材ニーズにお応えするため、約16万アイテムの業務用食材を豊富に品揃えしております。中でも、本社の六甲アイランドコーヒー工場で自社焙煎している「toho coffee」や「美味しさ、安心・安全」を追求したプライベートブランド商品などはお客様のニーズを直接反映させた自社開発商品として、特に自信をもってご提供しております。
当社グループではこのような業務用食材を、2つの事業を通して外食事業者様に販売しております。
その一つが国内そして海外(シンガポール・マレーシア・香港)でも展開している業務用食品卸売(ディストリビューター)事業です。ディストリビューター事業は自社で配送機能を有し、ホテル、レストラン、事業所給食、老健施設、テーマパークなど、様々な業態の外食事業者様に対し、直接卸売を行っております。
もう一つが、業務用食品現金卸売(キャッシュアンドキャリー)事業です。キャッシュアンドキャリー事業では、中小の飲食店様を主要顧客とし、「A-プライス」に代表される店舗を通じて、販売を行っており、当社グループはこれら2つの事業を通して、国内外の外食事業者様に業務用食材をお届けしております。

また、当社グループの大きな特徴の一つが「フードソリューション事業」です。外食事業者様に対し、食材の提供のみにとどまらず、業務支援システム、品質管理、業務用調理機器、店舗内装デザイン設計・施工といったトータルサポート機能をグループ内に有し、外食事業者様をあらゆる面からご支援しております。
当社グループは、これからも外食事業者様の繁盛につながる食材やサービスの提案を通してディストリビューター事業・キャッシュアンドキャリー事業でのシェア拡大を図るとともに、「外食ビジネスをトータルにサポートする」機能の更なる充実を図り、企業価値の更なる向上を目指してまいります。

2024年1月期の業績について

新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられた2024年1月期は、インバウンドの増加もあり、外食や観光産業へ人流が更に回復いたしました。その結果、当社グループの主要マーケットである外食市場も好調に推移し、売上高は2,449億円(前期比13.6%増)となりました。営業利益は78億円(前期比114.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は36億円(前期比258.1%増)と各段階利益で創業来の最高益を更新いたしました。
また、年間配当につきましては、2024年1月期は90円(前期比55円増配)とさせていただきました。

中期経営計画(3ヵ年計画)
「SHIFT-UP 2027」の策定について

当社グループでは2025年1月期を初年度とする中期経営計画(3ヵ年計画)「SHIFT-UP 2027」(期間:2025年1月期~2027年1月期)を策定いたしました。
本中期経営計画では、持続的な成長を実現するため、

  1. 新たな成長ステージへの変革
  2. サステナビリティ経営の推進
  3. 企業認知度の向上と株主還元の継続

を重点施策に掲げ、具体的に取り組んでまいります。更に「日本、そして海外の外食ビジネスの発展に貢献する企業グループを目指す」を2030年1月期に向けた長期ビジョンとして掲げ、その実現を図ることにより中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
株主・投資家の皆様には、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。